研修の中で身体拘束を当たり前にしてはいけない、もし自分や自分の大切な人が身体拘束されていたらどう思いますか?という問いかけがありました。私は自分の祖父のことを思い出しました。以前、入院中転倒や点滴抜去を防ぐため拘束帯、ミトンの手袋を1週間ほどしていた時期がありました。その時は治療のためだから、病院だから仕方ない、と思っていましたが正直、祖父本人も嫌がっていたし縛られているのを見るのは嫌でした。それを思うと、やはり身体拘束はあってはならないと思います。安全のためなら拘束してもいいという考えは間違いで、なぜ拘束するのか?なぜ拘束しなくてはいけなかったのかを考え直してください、もしかすると本当は拘束しなくてもいい方法が必ずあるはずです。その方法を導き出すためにも普段からのアセスメントやモニタリングがとても大切です、と学びました。身体拘束をすることで安全は守られてもそのことによって弊害も多く命を守るために行っているといっても入居者様に害があっては意味がないということを改めて考えさせられました。
特養 野口